ストレートネックて、まっすぐな首?

ストレートネックは、なぜ首や肩がつらくなる?
「ストレートネック」、直訳すると「まっすぐな首」。
言葉だけ聞くと、首の骨がスラっと真っすぐになっていて、むしろ良い状態じゃないかと思うかもしれません。
でも、実際には「首の骨が縦方向に真っすぐ」という意味ではありません。
ストレートネックとは?
横から見たとき、頚椎(首の骨)は本来、ゆるやかに前へカーブしています。
このカーブが小さくなり、首が真っすぐに近づいて見える状態を、一般的に「ストレートネック」と呼ぶことがあります。
では、なぜこの状態が首や肩のつらさにつながるのでしょうか。
ポイントは、「頭の位置」です。

ポイントは「頭の位置」
頭は意外と重いもの。
その頭が首の真上に乗っていれば、首まわりの筋肉も比較的支えやすい状態です。
ところが、頭が前に出て、その位置をキープすることになると話が変わります。
たとえば、ボウリングの玉を身体の真上に持ち上げることはできますよね。
でも、その玉を斜め前に突き出したまま、しばらくキープしてみたらどうでしょう?
同じ重さでも、かなりしんどく感じるはずです。
頭が前に出た状態も、イメージとしてはこれに近いもの。
首の筋肉は、前に出た頭を支えるために働き続けることになります。
その状態が長く続けば、首や肩まわりの筋肉に負担がかかり、首こり・肩こり、場合によっては頭痛などにつながることがあります。
また、首の状態によっては神経など周辺の組織に負担がかかることもあります。
まず意識したいのは「頭の位置」
だからこそ、まず意識したいのが、「前に出ている頭の位置を戻す」こと。
そこで、簡単にできるセルフケアが【チンイン】です。
チンインのやり方
イスに座って、目線は正面。
頭頂部を天井に向かって押し上げるようなイメージで、あごを軽く引きます。
動きがわかりづらければ、手のひらを頭頂部に軽く当てて、頭で手のひらを上へ押し返すようにしてみましょう。
首をすくめたり、あごを強く引いたりする必要はありません。
首の後ろを長くするような感覚で、ゆっくり数秒キープします。
首だけを見ても、姿勢の全体像は見えない
ただし、ここで「頭の位置を戻せば、それですべて解決」と考えるのも少し違います。
実は、頭や首の位置には、その下にある「背中」の動きも関係しています。
首だけを見ていても、姿勢の全体像は見えてきません。
次回は、ストレートネックと胸椎(背中の骨)の動きについて見ていきます。
